初めに、コムドットを知らない人のために軽く説明しておくと、コムドットとは20代の男性5人組で構成されたグループ系YouTuberである
チャンネル登録者数は300万を超えており、動画は見ていなくとも、名前だけ知っている人も多いのではないだろうか(私自身もそうだった)
彼らは今時の若者、特に10〜20代の女性から支持を得ているという
今回は、そんな人気グループのコムドットについて、同年代の会社員(年齢差は1歳)である私が語っていこうと思う
〇〇
コムドットというYouTuberに興味を持ったきっかけ
失礼ながら、以前まで彼らの動画を見る気など毛頭なかった
なぜなら私は煌びやかな所謂「ザ・YouTuber」をあまり好まないだ
コムドットを貶したいわけではない。ここで伝えたいのは、こんな私でも興味深く当著書を読むことができたという点である
ジャンルは違えど、コムドットとほぼ同時期にYouTubeを始めている身からすると、勉強として自身のチャンネルの参考にしようと思うことができ、購入を決めたのである
購入に至るまでのの最大の決め手はコムドットの動画をたまたま視聴したことにあった
確か、コムドットやまとの妹と出かける内容だったと記憶している
ネットニュースで「やまとの妹がモデルデビューした」という情報を見たことから、ほんの少し興味をそそり動画再生に至った
結論から言うと私はその後、コムドットに対して抱いている印象が大きく変わった
動画を視聴する前の彼らに対するイメージは、良くも悪くも「無」だった(本当に興味がない事柄に対しては、貶すでも褒めるでもなく、何の感想も抱かないのである)
テンションが高く、大きな声で騒ぎ、遊び、若い女ファンから熱烈な支持を受ける。そんな有象無象のYouTuber像であった(捻くれた偏見に満ち溢れていることは自覚している)
(今思うと、動画を視聴したことがないのだから、表面的にしか見ることができないのは当たり前なのだが)
私が彼らの動画を初めて見た時に感じたことは、トークが面白いということだ
普段テレビやお笑いを全く視聴しない僕は、質の良いトークやお笑いについての見識はないが、とにかく純粋に「面白い」と思った
メンバーたちは幼なじみであり、仲がいいんだろうなという印象を素直に受ける
アイドル2.0を読んでみた所感
本の内容としては至ってシンプルで、コムドットがどのような戦略をたて、既にレッドオーシャンと言われているエンタメ系YouTuberとしてトップ層にまで上り詰めていったか、という内容がリーダ兼戦略担当のやまとさん目線で描かれている
おそらくではあるが、本著書は動画を投稿していない人や10代の女性でもわかりやすいように書いており、いい意味で読みやすい印象を受けた
まず初めに、コムドットは私とは「違う」気質を持った人間の集まりであることをひしひしと感じていた
例えばそれは、グループメンバーが全員同じバスケ部であったという点
バスケ部とは、全部活のカースト最上位に君臨し、動物界で言う百獣の王たるべき存在だと私は認識している(これもまた酷い偏見である)
しかし、なぜ彼らの印象が変わったかというと、私にとって親近感を得られる要素があったわけで
それは、東洋大卒のメンバーがいたり、リーダーは上智大生だったりという点である
彼らはYouTuberのトップ層と言っても過言ではないだろう。しかし、元々は自分と同じような普通の学生で、意外と真面目で、そのギャップも人気の秘訣らしい
私はファンとまではいかなくとも、実はコムドットの人たちは普通に悪い人ではないのでは?という術中にまんまとハマっているわけだ
最後に
この本を読んで一番感じたことは、人気が出るYouTuberは、皆自分の動画を面白いと思っていることだ
自分たちの動画が一番面白いと本気で信じられたからこそ、それを貫き、突っ走ることができたのだろう
それに引き換え、私は自身の動画を面白いと思ったことが一度もない
自分が面白いと思っていないから、本気で突っ走ることができないのは当然のことである
だから羨ましかった。本気で面白いと思える作品をもって、全力で勝負できることが
私はまだ、ステージにたつことすらできていない
自分用メモ
70点クオリティ・・・顧客の舌は肥えてしまうものである。持続可能なことが最優先。
顧客のターゲティング・・・戦略的ストリートナンパin竹下通り
価値の創造・・・ニーズを創るor既存のニーズに寄せる
SNS戦略・・・媒体ごとにペルソナを使い分ける
オセロ戦略・・・炎上商法。人はギャップに弱い
コムドットの差別化・・・努力することを映し出す。目標を共有し、エンターテイメントに昇華する
コンテンツの自己分析・・・自分はメインディッシュの肉か?それとも食後に食うアイスなのか?
圧倒的視聴者主義・・・実際に会っていたから、より明確な視聴者像があり、大切に思える
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