「つらい。でも金ないから生きるために働くしかない」
多分、大半の人はこのパターン
「なら起業しろ」
彼は真顔でそう言い放った
「そんな能力あるならとっくにしてるよ。仮にYouTubeやブログがビジネスだというなら、年商たった10万だぞ」
「知るか。無理なら大人しく会社で奴隷するしかないだろうに。・・・というか、仮に会社に勤めなくていいとしたら、何がしたいんだ？」
難しい質問だ。でも僕は即答した
「旅に出たい」
自分探しの旅だなんて言わない。そんな年齢でもないし。ただ、日本中を旅して回りたいのは本当だ
「出たよ。どうせ自分探しとか言い出すんだろ」
「・・・」
何も楽しくもない会話をダラダラ続けていると、賛同者が現れた
「俺も同じだなあ。いつか引退して悠々自適に暮らしてやるんだ。ささやかな願いさ」
「まあ、僕たちが定年できるのは70歳か、75歳くらいだろうけどね」
自分で言ってて切なくなってきた。もう日本は、ツケを払わなければならないステージへと進んでるんだ
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
あーあ、壊れちゃった。まあ気持ちはわかるけど
悲しきかな、これが人生
「オレは仕事楽しいけどな」
どうせ、クリエイティブな職とかなんだろう?
「なんの仕事？」
「ゲームとかアニメ制作に関わる仕事だね」
あぁ、やっぱり
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