こんにちは、りょんです。
僕は現在社会人1年目(20卒)です。
大学4年で内定を頂いた会社に昨年4月に入社。
業種でいうと飲食・小売系
所謂「接客サービス業」です。
4月から3月末にかけて1年間勤めました。
ここでは、僕が体験したことを赤裸々に話していければと思います。
就活生や転職活動をしている方の参考になれば幸いです。
休日数
僕が1年で休んだ日数を計算してみたんですけど、96日でした。
これを多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれだと思いますが、週に1~2日の休日がシフト制で永遠に続く感じです。
お盆休みや年末年始休み、大型連休などはもちろんありません。
なぜなら世間の休みこそが、接客サービス業の稼ぎどきだからです。
ちなみに土日祝カレンダー通りの休みで年間120日程度なので、世間的にはかなり少ない休日数となります。
これは僕の会社に限らず
飲食小売業を営む会社、あるいはサービス系の業種は休日100日前後であることが多いです。
休日をしっかり取りたい人にはきついかもしれません。
入社3ヶ月で店長職
僕は入社して3ヶ月で店長になったんですけど、最初は分からないことだらけでかなり苦労しました。
上司であるエリアマネージャーは地方に住んでいて常に在宅勤務なので、業務内容に関してすぐに相談できる相手もいなかったです。
逆に言うと上司が身近にいないため、自分の好きなように仕事を進められたというのはメリットでもありました。
シフトに穴が出た場合は自分が埋めなければいけない性質上、働き方が無理をせざるを得ないです。
一番酷い時だと休憩なしで13時間ぶっ通しで勤務とかありました。(流石に頻繁にはありません)
自分が休みの日でも店舗で何かあったら出勤しなくてはいけない上、アルバイトスタッフから連絡も来るので落ち着きません。
休日にしっかり休んでいる実感は無かったです。
店長である限り、心の底から休むことは難しいと思います。
ただ、24時間営業しているお店ではなかったのでそこは救いでした。
本部の奴隷
本部職の人たちと現場の人でギャップがあり、色々と振り回されます。
本部の決めた指示に従うわけですが、鬼畜な命令も珍しくなくて。
例えば僕の場合ですと、半年の間だけで3回転勤しました。
業務や人間関係に慣れてきたところで転勤になるため、そのたび疲弊していました。
薄給で将来が不安
飲食小売業は他業種に比べると年収が低い傾向にあります。
サービス業という業態上、仕方ないのかもしれないですけど。
自分は月の手取り15万で働いていました。(都内の中だとかなり低い方だと思います)
本部職に上がれなければ昇給もほとんどしないので、将来への不安がヤバかったです。
本部職に行けるのも狭き門ですし。
賃金の上昇も見込みにくい職種です。
良かったところ
悪いところばかりあげたので、最後に良かったと思うところをあげたいと思います。
まずはスーツ着なくていいところです。
毎日私服で通勤できるので、スーツの締め付け感みたいなものはなく開放感がありました。
それから、店長職を務めることによって世の中のお店がどういう風に回っていて、どのようにして利益を出しているのか
その仕組みの部分を理解できたことがよかったです。(それまでは利益の事などそ考えたこともなかったです)
サービスを提供し、そして利益を出すということがいかに難しいかを学べた気がします。
特に今のようなコロナ禍では。
あとは長時間になりがちな労働時間や少ない休日に対する耐久性がつきました。
とどのつまり、社畜力がアップしました。
まとめ
飲食小売業は基本きついと思っています。
労働環境や待遇的な意味で。
僕が勤めていたところは、3年以内の離職率60%(リクナビ参照)でした。
定量的な数値というのはとても参考になることを、身をもって学べました。
僕個人としては、新卒で飲食・小売業界に進むのはあまりお勧めはしません。
これといってやりたい仕事がない人は特に。
どうしても飲食小売店で就職したい目的や強い想いがあるなら良いですが
なんとなくで進むとかなりきついです。
もちろんやりがいもありますけどね。
それでもやってられなくなるというか、店長職は割りに合わないと感じる方が多いようで
離職率の高い職種となっております。
以上、社畜の戯言でした。
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