社会人〇〇年やってみたシリーズを毎年出してますので、それらと照らし合わせて見ると、現代の若手社員のリアルな心情の変化が見えて面白いんじゃないかなと思います(他人事)
大学(ニッコマレベル)を卒業し、新卒入社した会社を1年で退職し、転職後の会社を3年勤め、現在に至ります
まず、大学の4年間が社会人を4年間やることで、完全に上書きされた感じがします
新卒1〜2年目までは「大学生に戻りたい」という気持ちがとても強かったんですが、その気持ちはほとんど失くなりました
なぜか?理由は3つ
1、大学生活という記憶が遠くなって、リアルじゃなくなっていく
2、大学生は金がないから金銭的な自由がない
対して今はなんでも買える上、資産が増えていくのが楽しい感覚
そしてお金が貯まってくると、またゼロから貯めるのがしんどいと思うし、むしろ戻れない
3、社会人生活に慣れたというのもある
一方で、新しく芽生えてきた悩みがある
社会人5年目ともなると、会社から成果、より上位の役割を求められることになります
5年目といえどまだ20代なので、管理職クラスになる人は稀なんだろうけど
うちの会社では20後半で主任にぼちぼちなっていく風潮です
主任は、プレイヤーの中のリーダー的なポジションで、現場をまとめていくみたいな役割です
新卒時代は、単純に労働時間だったり、仕事に慣れていないことからくる苦痛があったが、経験を積むと今度は会社から求められるレベルが上がって、それをクリアしていく、満たしていくというのがきつい
というか、求められる水準に達することができればまだいいんだけど、そうじゃない場合はもっと悲惨だと思っています
若手は役職なしの平社員からスタートするから、役職なしでも普通
けど、歳を取っていった時に役職なしだと精神的にきつくなるケースがあると思っています
40代の課長に詰められる50代の部下みたいな構図があったりして、別にそれは世間的に見たらそこまで珍しいことでも無いと思うけど、やっぱり年下に説教されたりとか、顎で使われるのって、いい気持ちはしないと思うんだよね
要は歳とって役職なしだと、しんどいんじゃないかなって感じてます
最近は出世しないのが勝ちみたいな風潮ありますけど、、、実際のところどうだろうか?
僕は20代のうちに主任にならなきゃ…なれるのかな…?みたいな焦りのような気持ちがある
1年目のとき、一生このままなのか?みたいな絶望に近いものがあったけど、それがよりリアルな恐怖感となって、襲いかかってきてます
ある程度経験を積むことによって、未来の自分がどうなってるかというのが、1年目の時に比べたら想像しやすくなって
なんとなーく絶望してたのが、より解像度の高い絶望になった感じです
例えば、自分が主任になったり係長になったとしたら、こんな感じになるんだろうな みたいな
具体的な情景を思い浮かべられる
まあ、社会人1年目とか2年目の頃に比べると精神的に安定しているとは思う
社会人生活送ってれば、慣れる
というか麻痺るに近い
資金が貯まってきたので、元々インデックス投資はやってたんですが、それに加えて個別株投資を始めたりしています
そういうのも社会人ならではの楽しさで良いのかなって思います
正確には4年間満了まであと2ヶ月ありますが、フライングで撮らせてもらいました。
長いようで短かったけれど、感覚的にはもっと社会人生活を長らく送ってきたような不思議な感覚です。
大学生の頃の価値観や感覚は完全に失くなりつつあります。そして歳を取れば取るほど、自分の終着点(可能性)が決まってくるのを感じます。これが「大人」になるということなのでしょう。
多分、きっと、おそらく。
コメント