自炊を始めて早3年
自覚したのは、私は料理が苦手ということだ
正しくは、単に〝面倒くさがり〟なのかもしれない
盛り付け方、加熱時間、投入量、凝った工程etc
レシピ通り作れば失敗しないのだろうが、それが苦痛なのだ
特に、「○分○秒加熱」だとか、「○○ml入れる」みたいなのをキッチリ守るのが無理だ。大雑把になる
なぜ…なぜ出来ないのか?自分でもよくわからない
レシピを検索して、それを見ながら作るのがそもそも面倒臭いというのが正直な感想だ
〇〇
この通り面倒くさがりな私は閃く
入れるものを省略すれば良いのだと
そうして出来上がったのは、キャベツのみで構成される「サラダ」である
キャベツをひと玉買ってきて、包丁でざっくばらんにカットする
サラダの定義とは何だろうか?という話は置いておいて、これを食した私の率直な感想はこれだ
あまり美味しくない
正確には「味気ない」とでもいうのだろうか
なんだかやるせないな。食べる気はあまり起きない
次はキャベツだけでなくハムをカットして入れてみた
そうすると、不思議なくらい味が変わることに気づく
ハムを入れただけで、だ
次にきゅうり、ハッシュドポテトを入れる
それとキャベツも千切りにしてみよう
あぁ、ぁ 何だ、これは…
全く別次元の食い物じゃないか。これが人類が今まで蓄積してきた知と経験の結晶なのだろうか。大袈裟ながらそんなことを思う
サラダ、いや料理には洗練された組み合わせと作り方がある
その最適解を選ぶことこそが最上級の味を最も効率よくつくる道標となるのだ