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永遠だと錯覚していた少年

自分語り

※画像「のんのんびより」より


小学生の頃の話

「僕は本当に大人になるんだろうか?」

「子供じゃなくなった自分を全く想像できない」

そんなことを考えていた

それは小学生から大人になるまでの期間が途方もなく長く思えたからだ

まあ、期間で考えると大人になってからの方が人生は長いけれど

小学生の頃ってどうしてあんなに時間が経つのが遅いんだろう?

たった1日ですらとても長く感じていた

学校の先生の話をちゃんと聞いた試しがないので、余計に長く感じていたのかもしれない


小学6年生の時に、将来の夢だとかこれからの抱負だかを書かされたことがあり

これが子供ながらに「将来」を意識したきっかけとなる

といってもそこまで深い思考でもないが…

確かこの時「大人になりたくない」という感情が大部分を占めていた

なんでそう思ったかは分からない

でも多分、周りの大人達がつまらなそうだったからなんだと思う

学校の先生は毎日毎日勉強を教えるのが楽しくなさそうだったし、母親は家事や育児、人間関係が面倒臭そうだった

サラリーマンである父親の姿は仕事の残酷さを物語っている

子供の僕の目には、世間の大人達が皆息苦しく生きている様に映った

我ながら失礼極まりないが、純粋な子供心でそう思ってしまったのだから仕方ないじゃないか

だから大人になりたくないという思考に至ったのだ

しかし「大人になる」なんて当分先のことだし

なんなら一生その時は来ないんじゃないか

そんな永遠的な時間感覚さえあった

けど振り返ってみると、案外早かった気がする

社会人になった今、目まぐるしいほど高速で日々が過ぎていく

体感的に子供の頃の2倍くらい速い

どうして日々を永遠のように感じていたのか、不思議でならない

味覚が変化して野菜が食べられるようになったのと同様に

時間の感じ方も変化するのだろうか


自身が社会人になった今

「大人だって楽しいんだぞ」という姿を子供達に見せることも大切なんじゃないかと思う

子供はそんな大人達を見て、明るい将来を夢見ることに繋がるという構図

まあこれは理想論であって、現実はそんなに甘くないのかもしれない

おそらく子供達は「大人になりたくない」と感じているのが現状じゃないか?

社会は様々な残虐性を孕んだ世界であることを、少しは学んだつもりだが

それでも子供に夢を見せられる様な大人でありたいと思う

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