学校の先生から習ったのは努力すれば報われるということだ
確かに学校という世界ではその通りだったと思う
テストで良い点を取れば、最高評価の5をもらえる
クラスみんなが100点を取れば、みんな仲良く最高評価で
これが「絶対評価」
他人との競争というよりは自分との戦いに近い
これが社会人になると「相対評価」になる
最高評価を獲得できる人数はあらかじめ決まっていて
競争によって上から下まで順位づけられる
たとえ自分が結果を出しても、周りがさらに良い結果を出していれば評価されづらい
ちなみに昭和世代の学校においては成績の付け方も同様に相対評価だったらしい
点数それ自体ではなく、テストの「順位」で成績が決まるため
極端だがテストで99点をとったとしても、自分以外が全員100点なら最下位で最低評価をつけられてしまう
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人生は椅子取りゲームに似ている
生き残れる席数はあらかじめ決まっていて、それを奪い合う
どれだけ知性を身につけても、文明が発展しても、人間社会の本質は動物界と変わらない
誰かを出し抜くことで初めて生き残ることができる
光があるから影が存在するように
勝者がいるならその裏には必ず敗北者がいるってことだ
全員が勝つことのできるゲームなど存在しない
そもそも「勝利」とは誰かを潰すことで得ることのできる称号である
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