高校生の頃、クラスで友達がいないぼっち生活を送ってきた僕が
高校生活が苦痛である理由を考えてみました。
学校がつまらない原因は大抵、クラスでの居心地が悪いことです。
つまり「スクールカーストが低い」
これに尽きると思います。
そもそもスクールカーストとはなんぞやって話なんですけど
インドのカースト制度(身分によって階級を分ける制度)と同じような序列が、学校というコミュニティの中でも観測されていることからスクールカーストという言葉で表されました。
面白いのは、人為的に生み出されたインドのカースト制度とは違ってスクールカーストは自然的に発生する現象ってことなんですよね。
なぜスクールカーストが低いと居心地が悪いのか、要因は2つあります。
早速その2つの要因について見ていきましょう。
精神的な劣等感
クラスで自分より上位のカーストに位置する人から見下されたり
学校生活を送っている中で自分は劣っている存在だというマインドになること。
たとえば、僕の実体験なんですけど「おまえ本当陰キャラだよなぁ」とか「邪魔だからどけよ」みたいな言葉を浴びせられたりそんな感じです。
いじめられていなかったとしても、ここには確実に精神的苦痛と身分の格差が存在しています。
同じ年齢の人間が集まるので序列なんてものは存在しないはずなのですが、不思議です。
選択肢の格差
自分のできる行動に制限がかかるってことです。
スクールカーストにおける自分の地位によって権利の数は定まっていて
ここでいう権利というのは「教室や廊下で騒ぐ権利」だとか「クラスの人に話しかける権利」等です。
カーストが高ければ高いほど権利の数は多く、低ければ低いほど少なくなります。
例えば、下位カーストの人間が上位カーストの人間に話しかけたり
あるいは休み時間に騒いだりすると、教室中から無言の圧力をうけて非難されるみたいなイメージです。
これは僕の実体験なんですけど、カースト最底辺のぼっちである僕がクラスメイトに話しかけると「は?何話しかけてんの?はやくどっかいけよ」みたいな雰囲気になります。
その人それぞれに与えられた権利以上の行動をすること、すなわち「すべきではない行動」をしたら最悪の場合いじめなどの標的になりうるものです。
したがって、スクールカーストの階級によってそれぞれに割り振られた役割を全うしなければならず、陰キャラぼっちは「陰キャラぼっちらしい行動」をとらなければならないわけです。
そうしなければクラスの調和が乱れてしまいます。
これは本当にどうすることもできず、目に見えない強制力みたいなものです。
誰にも抗うことはできません。
中学や高校に通ったことがある人の誰しもが、一度は肌で感じたことがあると思います。
主にこの2つがスクールカーストが低いことにより生まれる苦痛です。
解決策
解決策としては2つあって
1つ目はスクールカーストの上位に行くことなんですけど、まあそう簡単にはいかないと思います。
スクールカーストっていうのは上から下に行くことは可能でも下から上に上がることがまず不可能なんですよ。
言葉では説明しづらいんですけど、そういう風にできているというか。
一度決まってしまった自分のクラスでの立ち位置というのは終わるまで継続し続けるものです。
だから正直、これは解決策としては非現実的です。
スクールカースト最底辺から這い上がるストーリーを描いた邦画やアニメ作品もありますが、非現実的だからこそ見応えがあるというものです。
2つ目は、スクールカーストが希薄な学校に通うということです。
スクールカーストが存在しない学校。あるいはクラスですね。こういう環境は確かに存在します。
けどめちゃくちゃ運ゲーですね正直。
傾向としては、偏差値が高ければ高いほどスクールカーストの程度は弱いものになると言われています。
それから男子校はクラスみんな仲良くてスクールカーストが希薄というのも聞いたことがあります。
最後に
結局パッとする解決策は思いつかなかったですが、僕が高校ぼっち時代どう対処していたかを書いて終わりにしたいと思います。
まず、クラスの人たちを視界に入れないようにしていました。
具体的な方法としては、先生に頼んで1番前の席にしてもらうことです。
目が悪いとか勉強に集中したいって言えば大抵先生は聞いてくれます。
後ろの方の席だと、クラス全体が見えちゃうのと陽キャラがウェイウェイしてて治安が悪いので。
前の席は快適ですよ。
あとは休み時間は一切の雑音を遮断して、目を瞑ったり、本を読んだり、勉強に没頭すること。
案外集中していると周りが気にならなくなるのでオススメです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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