目上の人にペコペコして
権力者に怯えて顔色を伺う
そんな今の自分が嫌いだ
堂々としていた僕は何処へやら
思えばあの時が人生の全盛期かもしれない
怖いものなんてなかった
自信に溢れていて他人に怯えたりしない
喋り方、顔付き、立ち振る舞い、心の在りよう、何もかもが今より輝いていたと思う
というか粋がっていた、驕っていた
その時の「俺」は何でも出来ると思い込んでいた
強がりもあったかもしれないが
単に自分の立場を分かってなかっただけだ
親に守られていた自分は常に安全なところにいて
本当は無力で、社会に出れば何もできない
組織の歯車になることが精一杯の無能がここにいる
理想の自分はとうに消え、過去の彼方へ去っていく
いや、理想だと思い込んでいただけで過去の栄光ですらないのかもしれない
会社員として人生のピークを迎えられる人はいるんだろうか
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