人間は何のために働いているのか
社会人なら一度は考えたことがあるであろう命題
「あなたは何のために働いていますか?」と問いかけたら、きっとほとんどの人がこう答えるだろう
「生きるためです」と
生きるためにはお金が必要で、お金を得るためには働くしか手段がないからです
なるほど、その通りだなと誰もが納得する一般論だと思います
当たり前すぎて疑問にすら思わない人が多いかもしれません
親が超お金持ちで、生まれながらにして一生働かなくても生きていける資金がある人は別ですが
そんな人間はごくごく一握りでしょう
当然ですが、生活をするだけで莫大な費用がかかります
ちょっと働いたくらいでは全く意味を為さないくらいには
したがって、この世に生を受けた時点で「生きていくためのお金を払い続ける」ことが義務付けられているのです
必然的に、生涯をかけて働き続けることが必要不可欠になるわけです
そう、大半の人間は人生のほとんどを費やして働くことを強要されるのです
子供のうちは親の義務もあり、自身が働かなくても無条件で養ってもらえるでしょう
しかし、子供でいられる期間はそう長くはありません
いくらモラトリアムを延長しようと、「大人」にならなければならない時は絶対にやってきます
避けては通れない道です
ピーターパンは現実世界では通用しないのです
雨露をしのぐためには賃料を払わなければならない、空腹を満たすには食事をしなければならない、その他にも電気やガス、水道料金・・・etc 生きるために必要な支払いがたくさんあります
つまり「生きる=働く」ということです
働くことに意味なんかありません
払い続けるために働くだけなのだから
まるで「借金」みたいじゃないですか?
生きることそれ自体にお金がかかるのだから、人間は借金を持っているのと同義なのです
「生きる」という借金を
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