-人生とは選択の連続である-
入学前から決めていた
大学では自由に生きるんだ
とことん楽をしようと、面倒くさいことは全力で回避した
例えば僕が選んだのは毎日練習が行われるような部活動ではなく、遊びメインの緩いサークル
勉強も単位が取れる必要最低限しかやらない上に
なんとなく目指していた公務員も、試験勉強がきつかったので諦め
ゼミナールの選択だって教授が厳しいところを避け、緩いゼミに入った
サークル活動では自身に役割を与えられていたのにも関わらず、面倒くさくなって途中で投げ出した
とどのつまり、楽な方と辛い方があったら迷わず楽な方を選択し続けたのである
もし最後までこの信念を貫くのであれば、楽な道すなわち就職をしないという選択を取ることで筋が通ると思うが、そうもいかない
僕は所詮凡人だった
怖かったのだ。レールから外れるのが
だから就職活動をして会社員になったのだ
何の特技もない自分が最も効率よくお金を得る方法は会社に雇われることだと理解している
つまり生きるための最善手である
最後の最後で楽な道を選択できなかったのは、幸か不幸か
でも後悔はしていない
誰も他人の人生に救いの手を差し伸べてはくれないのだから
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