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衰退する商店街を見て

社会・経済

皆さんの地元、もしくは住んでる地域に「商店街」ってありますか?

僕が22年住み続けている地元にも「商店街」が3つありました。

クリーニング屋があったり、銭湯があったり、玩具屋があったり、床屋があったり、定食屋があったりと、生活に必要な衣食住のお店をはじめとして様々なお店がありました。

当時は何だがよくわかりませんでしたが、大きなシューティングゲームが入り口に置いてある駄菓子屋さんもありました。

しかし現在ではほとんどの店は潰れ、シャッター街と化しています。

毎年行われていた夏祭りやイベントも、僕が中学生の時を最後に行われなくなりました。

大型ショッピングセンターと高層マンションを建てるため、強制的に商店街そのものが消えることもありました。

でも商店街が無くなる事実より、ショッピングセンターができる喜びの声の方が多かったように思います。

中にどんなお店が入るんだろう?映画館ができるんじゃないか。かくいう自分も色々な期待がありました。

当時中学生だった僕は、商店街でお店を営んでいる人の立場で物事を考える発想がなかったですね。

きっと昔から商店街で育った人や、お店を営む人にとっては過酷な現実だったと思います。

そして、20年前までは活気ある商店街だったのが嘘のように閑静な住宅街になりました。

子供だった僕は「何でお店が無くなるんだろう?」と疑問に思うまでもなく、商店街のお店は潰れるものだと思うようになっていました。

台東区の谷中銀座など「下町」として観光地となっている商店街もありますが、そのようなブランディングが成功しているケースは希少だと思います。

地方やベッドタウンにある何の変哲もない商店街がアイデンティティを確立することはなかなか難しい。

僕の家の近所の商店街は、駅前施設の発展や国道沿いの大型ショッピングセンターの台頭、インターネットの普及でお客さんがどんどん離れていき、閉業せざるを得ない店舗が後をたたなかった。

これを理解したのは大人になってからでした。

僕の家族や親戚は商店街でお店を営んでいるわけでもないですが、こうした現状にはなんだか寂しさを覚えます。

夕陽の灯る商店街って、昭和ロマンを感じて好きなんですよ。

しかし、利益が出せなければ生きてはいけないので仕方のない事だと思います。

商店街でお店を営むということは、今の時代にはそぐわないのかもしれないですね。

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