社会人になって嫌というほど意識するようになった概念
それが「責任」だ
社会人には多くの責任が付き纏うらしい
その言葉自体をよく聞くし、自身でも使うけれど、意味をいまいち理解していない気がした
大学生の頃、僕が所属していたサークルで、4年生の先輩たちがとある事でバッシングを受け、「責任を取って辞める」と言い退部していった事件があるのだが
その時に女性陣の放った言葉が忘れられない
「責任を取ると言ってるけど、退部は「逃げ」だよね」と
責任を取って辞めるという行動は正しいことじゃないのか
そもそも責任ってなんだ?
単純に言葉の意味を調べてみた
- 立場上当然負わなければならない任務や義務。
- 自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。
- 法律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。
なんとなくわかるようで、わからない
ビジネス上における「責任」
正直なところ、言葉の定義が広すぎてよくわからないので、自身が会社でよく言われる「責任」の理解を深めるところから始めてみた
責任には大きく分けて3つあるらしい
「遂行責任」「説明責任」「賠償責任」
引用元サイト manager LIFE
遂行責任・・・自分に課せられた使命(求められた成果)を全う(達成)する義務
※例えば現状のプランで目標達成が難しいのなら別の策を練り、どんな手段を使ってでも最終的には目的を達成することで、遂行責任を果たしたといえる
「○○だったので無理でした」→「うん、それで?達成するためにどうするの?」といった感じで
結果を出せなければ「言い訳」とされてしまう
説明責任・・・目的を達成することができなかった原因や自分が失敗したこと、今後の策について説明する義務
※例えばあらゆる手段を用いても、どうしても達成できないことがあった場合、新たな手段や再発防止対策を練り、相手(上司など)に納得してもらうことで初めて説明責任を果たしたと言える
賠償責任・・・目的を達成することができなかった場合や問題が起きた場合に、立場に応じて罰を受けること
※例えば、求められた成果を上げることができなかった場合、降格したり減給したり、法的処置を受けたりする
本来1番重要なのは目的を達成することであって、罰を受けたところで目的達成できるわけではないのだが…
改めて上記の定義で考えてみると、4年の先輩たちは責任を取ったのではなく、逆に責任を放棄したという風に捉えることができる
辞めてしまえば関係のない他人となり、何かを負う義務や重圧もないのだから
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